CHOOSE KNITについて①

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こんにちは。代表の大島です。

ホームページの”コンセプト“や”CHOOSE KNITとは“のページではそれぞれ書いていますが
改めてブランドについてのことを僕のパーソナルな視点で書いてみようと思います。

 

昨年の11月から父のニット工場と共にCHOOSE KNITをスタートさせました。

父とはこれまで何度となく、工場のものづくりを伝える方法について話し合ってきましたが、なかなかいいアイデアやタイミングをつかむことができませんでした。

いつもテーマとしていたのは、実際に使ってくれる人と製造側の距離感をもっと縮めることはできないか。ということ。

 

通常のアパレルの流れでは、商品を企画してから実際の売り場に出るまでには沢山の人や工程をはさみます。

それらの工程は必要だからあるわけですが、工程や間に入る人が増えれば増えるほど必然的にコストもかさみ、それは小売価格にも反映されます。
しかし小売価格は無限にあげることはできないため、そのしわ寄せは結局は製造側にくる。
(また別の機会に、製造原価と上代の関係などは掘り下げて書いてみたいと思います。)

 

そういった流れに対して、もっとフレッシュに、距離を縮めることはできないかなぁ。。と思っていました。

つくってからお客様に届くまでに時間とコストがかかる。アパレルとはそういうものだ、ものづくりとはそういうものだ、と言われたらそれまでなのですが、僕らは製造=つくり手なんだから、つくり手がエンドユーザーのことをもっと考えて、もっと近い距離でものづくりをすることはできないか。。。と考えてきました。

大手で言えばユニクロやGAPなど、いわゆるSPAと呼ばれるところはとても大きな初期投資を行って、製造から小売りまでを包括し、驚くべきスピード感と鮮度感でやっています。
それによって超低価格で商品を提供するなど、今までのアパレルの流れを変えてしまいました。

しかし、そのやり方とは別の、僕らにしかできないぬくもりのあるやり方で、顧客とつくり手との距離を縮める方法があるはずだ。ずーっと続けてきた日本のニット工場だからできることがあるはずだ。と考え続けてきました。

そんな中で考えついたのが、CHOOSE KNITのカタチ。

 

僕らがやるべきはいわゆる”ファッション”の文脈ではなく、顧客のことを第一に考えて、製造側ができる最善を尽くす事。

いい素材を、素直に、最高の技術を使って加工をし、鮮度を保ったまま提供する。市場に伝わる方法で。

 

この中のどれが欠けても成り立たないし、成り立つように試行錯誤を繰り返しました。

 

まだまだ小さな市場にしか伝えられていないですし、ものづくりにおいて、これでいい!なんてものは出来上がる事はないと思っていますが、現在できる最善は常に模索していこうと思っています。

 

そしてこれからもずっと一番大切にしていきたいことはブランドコンセプトでも言ってますが、

あなたが選ぶその1つを特別なものに。

僕らがつくるものが、お客様の特別な1つになるように、想いを込めたものづくりを続けていきたいと思います。

 

ブランドについてはまだまだ書き足りないですが、長くなったのでまたの機会に。

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